先ずは、ソデイカについて簡単に調べてみましたので補足します
大きなイカの代名詞と言えば…まず最初に思い浮かぶのはダイオウイカですが、彼らは深海に適応するために体内にアンモニアを多く含むため食用には不向きだとか…
そのため、食用のイカとしては最大の種がこのソデイカ☆
夏から秋にかけて、対馬暖流に乗って日本海を北上するらしく、魔女の記憶に有ったツツイカも確か福井県での船釣りで有ったと思います
しかし、暖海性なので水温が低下すると絶命するらしく…他の多くのイカと同じく寿命は1年だとか
(何っ!)
ん〜まだ1歳になってもいないのにあの大きさですか…恐るべしソデイカ!(卵の粒の大きさはアオリイカと変わらないサイズに見えましたけどね…)
因みにこのソデイカは、外食や給食、加工品などで多くの人が知らぬ間に口にしているほど、保存や加工の利便性も有って日本では広く利用されているイカなのだそうです
魔女も見た事有るなぁ〜釣り用に冷凍アサリを探していて、有り得ないほど肉厚なイカの切身を…その巨体を推測して、
きっと外国産だろうと、そしてこの大きさで美味しいはずがないとの先入観が先立ち、全く興味を抱く事も有りませんでした
さて、今回もその先入観が有ったのと、あまりにも大きいので身が硬そうです、そして何よりアニサキスが怖い…そんな訳で戴いた切身は更に1食分に切り分けて冷凍室へ
アニサキス対策に、念のため24時間冷凍
解凍してみると、普段触るイカとは比べ物にならない厚みでかなり弾力が有る感じ…そして、重い(笑)
あ、勿論計ってみましたよ、大体の総重量を知りたくて
魔女が戴いたのは、等分では有りませんでしたが、切身の1/7でした
その重量は、製菓用の精密なデジタルスケールで…何と何との!2.6キロでしたっ
という事は…他に下足や内臓、軟骨部分の目方から推測するに…総重量は軽く20キロ前後です
(因みに胴長は…80センチくらいかな
)
え〜日本人好みに東京ドームで換算するとややこしいので(いえ東京ドームの重量は分かりかねますが)、
最近キロアップが上がっていなくて、直近のアオリイカの釣果では500グラム程度が最高だったというポイントです…はい、その40倍でございます
(凄すぎるっ!)
西海には豊後水道と黒潮がぶつかった海流が入る時が有って(丁度大潮でした)、夏には2年連続で磯からウメイロを釣った事が有りますし、
クロマグロの幼魚(高知ではヨコと呼びます)を追ってシャチの仲間(西海の漁師さんはタカマツと呼んでました)やイルカも入る事が有り、地方寄りの磯でも釣りを散々邪魔された事が有ります
望洋たる海からのサプライズはホントに予測不能、時にこんな自然のイタズラの様な出逢いとドラマに、いつ何どき遭遇するか分からない所がまたロマンを駆り立てます♪
磯デビューして今年で33年になりますが、まだまだ海を知ったつもりにすらならないんですよね…その限りのない魅力がいつまでも人を魅了し続けるので有りましょう
で、肝心な食味のお話ですが、先ずはイカ焼きから…あ、粉ものの方です
歯触りはムギュッと弾力を感じますが、それでいて噛むととても柔らかい!甘い!…何だ?めちゃくちゃ美味しいではないですか〜♪(先入観とか固定観念とか…まして食わず嫌いなぞ…海を食す時には勿体ない事です
)